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ねぎ塩らーめん@ひなたや・江東区南砂町

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写真: ねぎ塩らーめん@ひなたや・江東区南砂町

写真: 豆乳味噌拉麺〜聖〜@noodle art gallery Ryota Tezuka・中央区水天宮前 写真: 花鯛と浅利の昆布水つけそば・もち姫太麺@ルリカケス・江東区木場

麺屋 ひなたや
  江東区東砂6-19-2 アデアムビル1階

 とある平日、買い物のために出かけ、その前に昼ご飯をと考えて某店を訪れたところ「ラーメン事業責任者の退職により閉店する。」旨がシャッターに貼ってあった。オープンして2か月余りしか経っておらず、社内で色々あったのだろうなと推測してしまう。このままでは昼食難民になってしまうので、次善の策としてこの辺りでは比較的評判が良いこちらに切り替えた。場所的には町中華が相応しいように思えるが、こちらはれっきとしたラーメン専門店。11時45分に入店するとご近所で働く人で半分ほどの席が埋まっている中、店主さんがワンオペで奮闘していた。メニューを見ると塩、醤油、味噌と3種類のスープが揃っている上、それぞれ載せ物で8〜13種類のバリエーションがある。3種類あってメニュー筆頭が塩ラーメンというのは珍しい。その塩の中から、予備知識も全くないまま気分で標記を注文した。900円。
 5分ほどで配膳された丼には、斜めに薄くスライスされた白ネギがこんもりと山のように盛られている。麺は町中華でよくみられる黄色い縮れ中麺。これを流石はラーメン専門店と思わせる絶妙な加減で茹でてあるので、シコッ、プリッと心地よい歯応えのある仕上がりになっている。食べ進むにつれ麺は徐々に伸びたものの最後まで食感は残っていた。スープは清湯で透き通っているが、薄っすらと褐色を帯びている。説明書きによれば、豚骨、鶏ガラ、野菜を煮込んだスープと本カツオ・宗田カツオ、さば、いわしを使用して取った魚類の出汁をブレンドしたWスープに、隠し味として静岡産天然塩と梅しそ昆布を贅沢に使用」しているそうだ。確かに、動物系の旨味の中に魚介の風味がフワッと漂い、全体的にはアッサリしているものの軽めのコクもあって上手くまとまっていると感じる。丼の手前側に昆布の佃煮が添えてあるが、これが梅しそ昆布なのだろう。ネギは辛味もなくシャキシャキなので、水にさらすという下ごしらえをきちんと施してあるのだろう。ネギで隠れて見えないが、その下には分厚くカットされたチャーシューが2枚と半分、それに太メンマ3本が隠れている。チャーシューは珍しいことに塩味で、少ししょっぱいがギリギリ許容範囲内。部位は混合のようで、ホロっとしているものの旨味も残っていて、食べ応えもあって満足。太メンマは味付け、特有の発酵臭とも控え目だが、食感はジャキジャキとやや強め。
 場所柄か、ランチサービスセットはお茶碗1杯のライスが付いて醤油らーめんなら650円、味噌らーめんは750円と驚くような値段だが、塩ラーメンがこの美味しさなら醤油でも味噌でもぶー垂れることにはならないだろう。

・お気に入り度:〇

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