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味玉しおらーめん@ほんま・文京区駒込

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写真: 味玉しおらーめん@ほんま・文京区駒込

写真: 醤油そば・手揉み麺@ルリカケス・江東区木場 写真: 煉獄の辛麺@Soupmen・板橋区ときわ台

自家製麺 ほんま
  文京区本駒込5-58-7

 3年前にオープンしたそうだが全然知らなかった。最近、SNSでちょくちょく名前を見るようになっていたので、どんなお店だろうかと訪れた。聞くところによると、どこかは分からないが大手ラーメンチェーンで働いたのち、大和ラーメン学校で学んで独立を果たしたそうだ。駒込駅から歩いていける距離ではあるものの、道路が網の目のように張り巡らされた住宅街にあるため、Googleマップが無ければまずたどり着けそうにない場所に建つ。そんな立地条件なのに、平日の11時25分で残り1席と繁盛している。お店入口横にある券売機で食券を購入して入店するスタイル。個人店ながら麺類だけで10種類以上提供しており、これだけのメニューをこなすことができるのはさすがに大手チェーン出身だと感心する。券売機のあまりのメニュー数を目前にしてしばし固まったが、よく分からないまま筆頭メニューを味玉トッピングでポチっとな。950円。
 麺はエッジがはっきりとしたストレート中麺。プリッとした軽い弾力があるので、麺が細めにもかかわらずほどよい歯応えがあって、その後、プッツンと小気味よく噛み切れる。お箸で持ち上げた感じでは、もう少し多加水麺らしくシコシコしているのかと思ったが違った。また、褐色の粒々が麺肌に見えるので全粒粉入りだ。ただ、その割には小麦の風味はあまり感じられず、「あっさり」という印象が残った。卓上には各メニューのスープに関する簡単な説明書きがあったが、麺に関しては言及されていない。なので、ネット情報を探ると「北海道産「春よ恋」に国産小麦胚芽をブレンドした自家製麺」だそうだ。スープは少しトロリとした鶏白湯だが、鶏白湯らしい風味が感じられるのは飲み込むまで。その後は、鶏白湯は後を引かず、あっさりに感じるポタージュスープといった雰囲気が後口に残る。どれどれと卓上の説明書きを読むと「大山鶏の丸鶏と鶏ガラを贅沢に使用した鶏白湯スープに、国産野菜から取ったポタージュスープを加えて、鶏の旨味、野菜の甘味、スープの濃厚さをバランス良く仕上げております。」と書かれていた。食べ(飲み)慣れた鶏白湯を想定していると、途中で濃厚具合が途切れてしまって違和感を覚えるが、あらかじめ学習したうえで食べる(飲む)と斬新に感じる。どちらかといえば女性向かな。このメニューにはチャーシューはなく、代わりに鶏つくねが2個入っている。このつくね、味は良いものの、香味野菜が使われていないので、肉の臭いをわずかに感じる。ただ、これは香味野菜で臭みを抑えて食べるか、肉本来の風味を味わうかという好みの問題だ。追加トッピングの味玉は半分ゼリー状に固まった紅色の黄身がねっとりとした舌触りな反面、白身はかなりあっさり。丼の奥側に浮かぶオレンジ色の物体は櫛切りのミニトマトで、当然、サッパリとした味わい。
 スープ、鶏つくね、味玉に共通して言えるのは味付けがかなり薄味。梅雨寒も終わって、蒸し暑さでちょっと動くだけで汗が滴る季節を迎えたのだから、もう少ししょっぱめの味付けでよいのではないだろうか。

・お気に入り度:〇

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