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チャシューやさいつけそば@丸長目白店・新宿区目白

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写真: チャシューやさいつけそば@丸長目白店・新宿区目白

写真: あおさ玉子入り・チャーシューしろ@まる玉大島店・江東区大島 写真: 味噌カレーらーめん@柿田川ひばり恵比寿本店・渋谷区恵比寿

つけそば 丸長目白店
  新宿区下落合3-19-4

 ラーメンの神様と呼ばれた故山岸一雄氏を輩出したのは中野大勝軒だが、その元を辿れば荻窪の丸長。その丸長でまかないとして食べられていたのが今は当たり前になったつけ麺で、丸長系のお店ではつけそばと呼んでいるところが多い。長野に住んでいた時は須坂、長野、信州中野、山ノ内町と、茨城ではつくばで、また、群馬の時は伊勢崎と各地の丸長でつけそばを食べてきたものの、最後に食べてから既に7年以上が経っている。そんなわけで、数ある丸長の中からこちらを訪れた。開店から30分が経った11時半の着で、店頭には5人が待っていた。これくらいなら想定の範囲内だ。その後も列は途絶えることなく、退店した12時過ぎには10人以上が並んでいた。メニューはつけそばとラーメンの2本立てだが、店頭のメニューではラーメンのところに大きく×書きした上で「本日はなし」と書かれていた。そのため店内はつけそば一色だが、トッピングとしてチャーシュー、野菜、メンマ、生玉子、茹で玉子が用意されているので、各自、好きなものを組み合わせて注文していた。自分は事前の情報収集で興味を持った標記をお願いした。1150円。なお、こちらには券売機はなく、着席したらすぐに口頭で注文し、食べ終わって席を立つときにフロア担当のおばちゃんから料金が告げら支払うというやり方だ。麺も野菜もその後の発注を見込んで作り置きする、お客さんを待たせないことを優先する調理方法のため、それが実を結んで注文からわずか数分で提供された。
 麺は軽く縮れた太麺で、冷水で締めるのではなく水道水で粗熱をとった程度の常温だった。歯応えが残る程度の軟らかめに茹でてあり、モチモチした食感に仕上がっている。このため、第一印象は「アルデンテを意識して茹でたソフト麺」。うどんにも似ているが、うどんのようなコシはなく、一方でうどんよりかは麺に”味”が感じられた。これまでの丸長系のお店で食べたつけそば類の麺も、確かこんな感じだったように記憶している。つけダレは、写真のとおり麺の平皿とほぼ同じ直径という、普通のつけ麺では考えられないくらい大きな丼に入っている。つけダレというよりは、肉と野菜がたっぷり入った汁ものという感じだ。味は醤油味で魚介がうっすらと香り、甘みとわずかな辛味がある。また、つけダレに麺を潜らせて食べても分からないが、麺なしで肉と野菜だけを食べると酸味を感じる。麺ありだとなぜ分からないのか不思議だ。つけダレは、たぶん熱いタレの中にどちらも作り置きした肉と野菜を大量に入れているため、温度が下がって相当ぬるくなっているが、これはこれでこの一杯の持ち味だと思うと気にならない。辛味が弱く感じたため早い段階で卓上の一味唐辛子を振りかけ辛さを増強した。肉は豚肉を短めの千切りにしてやや甘辛に煮込んだもののようだ。これが少なくともお玉2杯分は入っているだろう。野菜はモヤシと千切りキャベツの炒め物。大量に作るため炒め煮状態になっていてかなりクタッとした仕上がりだが、部分的にはシャキッとした食感も残っていた。丼の中には、このほかにも千切りのナルト数本とタレの味が染みたのか甘酸っぱく感じたメンマ4〜5本が混ざっていた。
 麺量は、ネット情報ではデフォの並盛で200gのため+50円で中盛にしようかとも考えたが、食べた限りでは200g以上あった気がする。また、麺は食べ足りなくても、具材が常識外と言えるほどたっぷりなので若人かガテン系でなければ満足できるのではないか。唯一のお願いは、つけダレに沈んだ具材を出来る限り引き上げるために、穴あきとまではいわないがせめてノーマルなレンゲは用意してほしい。

・お気に入り度:〇

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