2025_0312_110828_大阪城公園東側とOBP

奥に見えるビル群(大阪ビジネスパーク)を含め
この一帯は大阪砲兵工廠の敷地で多数の工場の建屋が並んでおり､群を抜いた高い技術水準があったので軍需品のほか､平時には民需にも応えていました。
終戦前日の昭和20年8月14日に大空襲を受け80％以上の建屋が破壊されて完全に機能を失いました。戦後は昭和35年に開設された国鉄森ノ宮電車区､昭和42年に開設された地下鉄森ノ宮検車場などに転用された部分もありますが､総じて昭和40年代まで不発弾で危険などの理由で更地のまま手つかずで放置されていました。
まだ子供でしたが環状線の車内から眺めるとところどころに煉瓦の建物の瓦礫の残る異様な感じの空き地が広がっていてなんやここ､と不気味な感じがしていました。
大阪城公園として完成したのは昭和45年､
OBPの本格的な開発が始まったのは昭和50年代の後半になってからです。
砲兵工廠本館跡に造られた大阪城ホールは昭和58年のオープンです。
さすがに近年聞かなくなりましたが､不発弾処理で周辺が封鎖され環状線や京阪が部分運休になることも年に何回かはありました。

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