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2022_0227_162846 高倉跨線橋

写真: 2022_0227_162846 高倉跨線橋

写真: 2022_0227_161338 京都駅

京都駅の東端で東海道本線を跨ぐ高倉跨線橋です。
北側が高倉通・南側が竹田街道につながります。
この橋は昭和45年まで市電が走っていました。市電を通すために架けられた橋といっていい橋です。
かつては北側も南側も緩やかな橋でしたが、新幹線ができると、竹田街道から新幹線を潜ってすく右直角に折れ新幹線と在来線の間の狭い隙間を一気に登り左直角におれて橋を渡るというタイトな線形になっています。

大正3年以前は京都駅は今より少し北、今のバスターミナルのあたりにあり、現在の駅の部分は貨物操車場や機関庫などがありました。
また、日本で最初の電車、京都電気鉄道は、京都駅から北の西洞院通・堀川通を通って北野天満宮に向かう堀川線と南の竹田街道を通って伏見に向かう伏見線がありましたが、南の伏見線は東海道線で分断されていて、京都駅では東海道線を踏切で渡って乗りに来る不便さがあったので陸橋(高倉陸橋)が造られました。これがこの跨線橋の始まりになります。
京都駅はだんだん手狭になってきたので大正3年に貨物操車場と機関庫を梅小路に分離新設し、旅客専用駅としてリニューアルオープンしました。このとき、全体に南に移動した今の位置となり市電・京電のターミナルのある駅前広場が整備されました。
このとき陸橋も南に移動して架け替えられ今の高倉跨線橋になりました。
橋自体は昭和29年に更新されていますが、それでも築7年に迫る古参です。

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