2017_0617_140932　旧東海道本線

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JR奈良線を北から見ています。
前を横切っているのは名神高速
現在の東海道本線は京都駅を東に向かって出るとすぐに鴨川を渡って長い東山トンネルを抜けて山科に向かっていますが､大正10年に東山トンネルが開通するまでは東山を避けて現在の奈良線のルートを南下し､ここから左に曲がって今の名神高速のルートを通って山科に抜けていました。
いまでは見たところ痕跡はわかりませんがグーグルアースで見ると､住宅の建ち方や道路の緩やかなカーブで､この場所から東海道本線が左に曲がって今の名神高速に合流していた痕跡が明らかにわかります。
高速道路に並行して一般道路もありこれは今は大岩街道と言って，東は第三軍道に連なっていますが､かつては大津街道と言って､山科から伏見へのバイパスルートとして朝廷を避けたい西国からの大名行列のルートとしても重宝されたようです。
東海道五十三次は大津を最終宿として京都市内の三条大橋に向かっていますが､
大阪に向かう者は京都市内には向かわず､山科の追分で分岐・南下してこのルートを通り､伏見宿､淀宿､枚方宿､守口宿の4宿を加えて大阪の高麗橋に向かっていました。

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